施設は一つのチームであり、スタッフは家族です。

コスモス(特別養護老人ホーム)
施設長
堂端 俊輔
施設長に就任したのは2010年3月。
上司から、いつでも施設長が務まるような指導を受け、私も施設長という職責を意識しながら業務に取り組んできました。
辞令をいただいた時には、「果たして私に務まるのか」という不安感と、30代半ばにして責任あるポジションに就けたことへの嬉しさが、同時にこみあげてきました。
介護に携わってきた者として現場のケアスタッフに話しているのは、介護は作業ではないということです。
私自身、福祉系の専門学校を卒業して以来、介護の現場に身を置き、数多くの方を看取りました。
その都度、「自分はお役に立てたのだろうか」と自問しながら、介護の“こころ”というものを学んできたように思います。
介護とは、人間と人間のつきあいです。
当然、そこには喜怒哀楽があります。ご利用者様の立場に立ち、汗をかいて懸命に働く。そこに、この仕事の換え難い充実感があり、お金をいただいて働くことの価値が生まれる。そう思うのです。
管理者としては、財務や人事など、施設の経営実務に取り組む機会も増えました。
それがまた、私の人間としての幅を広げていると思います。
私にとって、コスモス老人福祉施設は一つのチームであり、スタッフは家族です。
彼らの持ち味を最大限に引き出し、力を結集して同じベクトルに向かっていける組織にしたいと考えています。そして、施設の責任者として、スタッフが胸を張って仕事ができるよう、常に新しい風を吹かせ、光を当てていけるような人間でいたいと考えています。
今はとにかく仕事が楽しくて仕方がありません。
スタッフとのお酒の席でも、ついつい仕事について熱く語り過ぎて、部下から注意されることも(笑)。
それでも、この施設とスタッフが大好きなので、今後もコミュニケーションを大事にしていきたいですね。